血液の流れを変える加圧トレーニングとは?使い方の3つの注意点

加圧トレーニングの特徴

スポーツ選手やリハビリの場で取り入れられつつある筋トレ方法、「加圧トレーニング」は、血流を調整するという独特の方法を用います。加圧トレーニングでは専用のベルトを使って腕や脚の付け根部分を締めて圧迫することで、血液の酸素量を調整します。

鍛えたい部位に運ばれる酸素量が減ってくると、その筋肉は大きな負荷を受けていると勘違いし、成長ホルモンの分泌量の増加・筋肉の細胞の活性化が起こります。そのため、軽い重量でも大きな負荷を与えられるということで、スポーツ・医療の世界で注目されています。

時間の短縮と体力の維持

加圧トレーニングのメリットには、速筋と遅筋、つまり持久力に必要な筋肉と大きなパワーを出すのに必要な筋肉の両方を鍛えられるというものがあります。他の筋トレ方法では、これらの筋肉は反対の性質を持っているため、別々に鍛える必要があり、かなりの時間と体力を必要とします。

しかし、加圧トレーニングで一度にまとめて鍛えれば、時間を短縮して体力も温存しながら筋トレに励むことができます。競技自体が忙しいスポーツ選手が加圧トレーニングを取り入れているのはこのような利点を一つの理由としており、リハビリでは患者の体力を消耗しないために加圧トレーニングが採用されることがあります。

疲労感の軽減という利点

加圧トレーニングには、時間と体力の節約によって疲労が軽減されるだけでなく、血流をコントロールすること自体にも疲労軽減の効果があります。加圧トレーニングでは筋肉に大きな負荷がかかっていると「勘違い」させてその部位の発達を促すので、筋肉そのものは実際には大きな傷を負っていません。ポピュラーな筋トレ方法では筋肉痛が起こりやすく、数日間の休息を必要としますが、加圧トレーニングは筋肉が疲れにくいため短期間で再びトレーニングができます。

自己流の加圧トレーニングは避けよう

加圧トレーニングのデメリットで最も重大なのは、血流をコントロールすることによる副作用的な症状が現れる可能性があるということです。体の一部分を締めつけて血液中の酸素量をコントロールするわけですから、当然その部位は過度の酸素不足に陥ってしまうことがあります。

このような危険性があるため、加圧トレーニングは専門的なトレーナーのもとで行うことが必要です。トレーナーがついていれば安全性を高めて加圧トレーニングができるので、これから挑戦する方は自己流で行わないように注意が必要です。

予算についての知識を持とう

また、トレーナーが必要ということに関連するデメリットとして、費用が高くなって手を出しづらいということが挙げられます。トレーナーをつけると1万前後やそれ以上かかることが多いため、数千円の器具を買ったり自重トレーニングをしたりする筋トレに比べるとかなり敷居は高くなります。

加圧トレーニングを継続するために

マシンの使い方に慣れやすいジムとは異なり、加圧トレーニングは正しい使い方をするための多くの練習も必要とします。トレーナーの指導のもと加圧トレーニングをする方は、どれくらいのペースで通うかを決めておき、各スポーツショップ、ジム、トレーナーを使う費用をチェックして比較するようにしましょう。他の筋トレと同様、加圧トレーニングも継続が必要なので、あらかじめ予算を用意して取り組むことをお勧めします。

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